こんにちは!習慣化トレーナー田村です。
今日は関東は何日かぶりの晴れですね。まだお花見は間に合うかな?
本日は腹で考える習慣についてお話しします。
腹が立つ、腹が据わる、腹に落ちる、腹を割って話すなど、腹と感情が結び付く言葉はたくさんあり、古い格言でも「頭ではなく腹で考える」というものもあります。
では、具体的に腹で考えるとはどういうことなのでしょうか?
以前、記事にした心を安定させる習慣でも触れましたが、座禅では丹田(下腹部)を意識することを大切にしています。
また、私が通っている心身統一合気道でも、下腹部を「臍下(せいか)の一点」と呼び、体の中心として、そこに心を静めることを重視しています。
最新の科学においても、腸は第2の脳といわれています。脳に次いで1億以上の神経細胞が存在し、脳とは別に自らの判断で機能しています。つまり腸は脳からの信号を待つことなく消化吸収排泄の重要な機能を果たしているのです。
腸には迷走神経という太くて大きな神経が埋め込まれていますが、その繊維の90%までが腸から脳へと情報を運んでいることが明らかになってきました。言い換えると、脳は腸からの信号を感情として解釈し表現しているともいえます。
またドーパミン(快感ホルモン)、ノルアドレナリン(ストレスホルモン)、セロトニン(幸せホルモン)は感情に影響を与える脳内神経伝達物質ですが、その多くは腸で作られます。
まさに「腸」を整えれば「心」が整うと言えるのではないでしょうか。
頭だけで考えた時、人はついつい思い付きや、その場の感情で行動しがちですが、いったんお腹の中に脳みそがあることをイメージし、深呼吸をして間をおくと、冷静で深い判断ができたりします。
人間は、日々、瞬間瞬間でなにかしらの決断をしているものですが、座禅や瞑想など、腹で考える習慣を持つことで、より自分の幸福に繋がる長期的な判断をしていくことができると感じています。
皆さんも是非、腹で考える習慣を試してみてはいかがでしょうか?
今日はここまで(^-^)/
また明日~。
継続日数22日(2022年4月5日)