こんにちは! 習慣化トレーナー田村です。
今朝、朝のニュースを見ていたところ、餅つきの名人としてご夫婦が登場し、杵と臼を使って、ものすごい速度で餅つきと餅の水と返しを繰り返して見事にお餅を搗きあげている映像が流れていました。
一歩間違えば大けがをするような熟練の技ではありますが、そのぴったりと合った呼吸と動きのリズムは深い信頼関係がなせる技ともいえます。
呼吸のタイミング
お互いに信頼している相手と調子があった動きをすることを「息が合う」、「阿吽の呼吸」といいいますが、その言葉の通り、気の合う相手とはその呼吸のタイミングまで合ってくるものです。
人は同じ動作をしている人間には好意を抱き、親近感や信頼感を感じますが、そのことを「類似性の法則」と言い、自然と呼吸のリズムも合ってきます。
この類似性の法則を応用した方法として、「マッチング」という手法があります。
これは、相手と会話のペースを意図的に合わせていく手法ですが、具体的には、
①相手の会話のペースをよく観察します、②話しのスピード、声のトーン、声の大きさを相手と合わせて共通点を作ります、③その会話のリズムを自然に続けます。
この様に、不自然にならない程度に相手とあえて呼吸と会話のテンポを合わせることで、相手に共感していることを感じてもらえることができ、相手との信頼感を醸成することに繋がります。
不自然な動きはマイナス
同じように類似性の法則を応用した手法として、「ミラーリング」(会話中に相手の行動と同じ行動を行うこと)という手法もありますが、変にその手法が周囲に認識されすぎていることと、意図的に行おうとすると、行動がどうしてもぎこちなく、不自然になります。
「ミラーリング」をしていることを相手に気づかれると、そのことに嫌悪感を持つ人もいるようですので、あまりお勧めはしません。
「マッチング」であれば、行動を真似するところまでは必要は無く、呼吸とタイミングで調整が可能ですので、自然に相手とテンポを合わせることが出来ます。
信頼関係を作りたい相手には、是非試してみてください。
本日はここまで(^^)/
最後までお読みいただきありがとうございました。
また明日~。