習慣化トレーナー田村のZEN-Habits

あなたの習慣づくりをお手伝いさせてください!

自分を思い出す習慣~主人公~

こんにちは! 習慣化トレーナー田村です。

 

本日は、自分を思い出す習慣についてお話ししたいと思います。

先日、久しぶりに異業種混合型研修に参加してきました。私のチームは私を含めて6名。このメンバーと共に答申先企業が抱える課題に対して、3か月間、チーム内での検討や現地訪問等を通して課題解決の提案をおこなっていきます。

メンバーを見るとどうやら私が一番年上の部類らしい。

ここは年上らしくリーダーとしてチームを引っ張っていくべきか? と余計な考えが頭をもたげてきます。チーム討論になると、若いメンバーがどうやらまとめ役をやりたいらしく、開口一番、ここはこういった問題がありますよね~といった具合で議論をリードしてくるではないか(会議では一番最初に発言した人をリーダーとして認識する心理的傾向があります)。

負けてたまるかといったというところもあり、いやこの点についてはこう感じるのですが、〇〇さんどう思いますか? などとチーム全体に配慮しているように見せつつ、さりげなく自己アピールする私(苦笑)。

そんなこんなで一日が終わったのですが、どっと疲れてしまいました。

そんな時に思い出したのが次の禅話です。

 

中国の唐の時代に瑞厳師彦(ずいがんしげん)和尚という方がおりました。瑞厳和尚はいつも庭前の石の上に座り、大声を上げて自問自答していたそうです。

「主人公、瑞厳和尚よ」、「は~い」、「惺惺著(せいせいじゃく:目を覚ませという意味)、本来の自分を見失わないで生きているか?」、「主人公がお留守になっていないか、他人のことを気にするな、主人公を見失うなよ!」、「はい!」

このように毎日自問自答をし、自己に絶えず注意を促して修行をしていたとのことです。

 

人は何とか周りの期待に応えたい、役に立ちたいと考えてしまうあまり、頑張りすぎてしまうことがあります。そうなると、他人の目や自分の中の理想を意識してしまい、自らを偽り、本来の自己を見失ってしまいがちです。

毎日厳し修行をしている禅僧ですらそうなのですから、普通に生活をしている我々はなおさら、本来の自分を信じて生きることはとても難しいのでしょうね。

最近のニュースで、持続化給付金詐欺の話が出ておりますが、ついつい軽い気持ちで手を貸したばっかりに、犯罪者となり、簡単に道を踏み外してしまうようなことも人生では起こりえます。甘い話には裏があるという気持ちで、自己を見失わないように慎重に生きていくことが大切ですよね。

 

私自身も、瑞厳和尚の言葉を胸に、自分の良さはそこじゃなかったと反省して次回以降の研修に臨みたいと思います!

 

本日はここまで(^^)/

最後までお読みいただきありがとうございました。

また明日~。