習慣化トレーナー田村のZEN-Habits

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幸福感を高める習慣①~感謝を書こう~

こんにちは! 習慣化トレーナー田村です。

 

本日は幸福感を高める習慣についてお話しします。

 

皆さんは、どのような場合に幸せだと感じるでしょうか?

大好きなアイスクリームを食べているとき、家族と一緒に楽しく晩御飯を食べているとき、はたまた銀行口座のお金を数えている時なんていう人もいるかもしれません。

 

いずれにせよ、幸福感は人それぞれであり、統一の基準で測ることは難しそうではあります。ただ、共通する点として、人は日常的に繰り返される出来事には幸福感を感じにくくなるという習性があります。

 

これは「慣れ」とも呼ばれますが、人間の心が継続する一定の刺激に対して、その脳での処理負荷を軽減するために、刺激への反応が鈍くなる事象です。

例えば、とても香ばしい焼き立てパンの香りも、その部屋に入って数分もたてば、鼻が慣れてその香ばしさは消えてしまいます。再度その香りを楽しむためには、一度部屋を出て、再度入りなおすといったことが必要となります。

この「慣れ」は、我々の心の安定を保つうえでもとても素晴らしい心の機能ではありますが、ことに「幸福感」については、「慣れてしまうこと」によって、当初感じていた喜びが当たり前になってしまい、同じ刺激では幸福感を得ることが難しくなってきてしまうことが難点です。

 

次々に新しい刺激を得ることが可能であれば、幸福感も色あせることは無いのかもしれませんが、実際にそのような経験ができる人間は皆無です。

心理学者のロバート・エモンズは、パンの香りのする部屋をいったん出入り直した時と同じ効果が、人の幸福感にも生じるかどうかを調査しました。

人が自分の日常に存在する良いものを、あらためて意識したときの効果を調べたのです。

その実験は、参加者を3つのグループに分け週一回次のような項目で短く書き出してもらいました。第一グループは、自分が感謝をすることを5つ。第二グループは、自分にとって嫌なことを5つ。第三グループはその週に起きた出来事を5つ。

 

結果、嫌なことや出来事を書き出したグループよりも、「感謝」を書き出したグループの方が、圧倒的に幸福感が高く、将来に対する感情も楽観的となり、健康状態もよいことがわかりました。

 

日常の中には本来ありがたいと感じれる事柄は多数あるはずなのですが、人はそれに「慣れて」しまうことでそのありがたみを見失ってしまうことも多いのではないでしょうか。

上記のロバート・エモンズの実験は、その日常的な感謝を文字に書き出し、振り返ることで、香ばしいパンの香りが充満した部屋に入りなおすことと同じように、自分の人生の幸福感を再度感じなおすことができるということを教えてくれます。

 

このような日常的な幸福感を高める取り組みは他にもいくつかありますので、明日以降その取組をご紹介していきたいと思います。

 

今日はここまで(^^)/

また明日~。

 

継続日数:2日目