習慣化トレーナー田村のZEN-Habits

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幸福感を高める習慣④~行動と感情~

こんにちは! 習慣化トレーナー田村です。

今日は4/28ですが、明日からGWという人も多いのではないでしょうか。連休は、いつもの生活リズムにも変化が出ることから、習慣化に取組まれている方は要注意です。

 

さて、本日も引き続き、幸福感を高める習慣についてお話しさせていただきます。

我々が幸福感を感じるにあたって、自分にとって好ましい出来事が起きる⇒結果として幸福感を感じるという心理的流れについて、実はその逆もあるということがわかっています。

 

例えば、「楽しいと感じる⇒笑顔になる」、「悲しいと感じる⇒泣く」という認識はとても当たり前のことではありますが、心理学者のウィリアム・ジェームズは逆に、「笑顔になる⇒楽しい」、「泣く⇒悲しい」という全く逆のことを主張しています。

 

1980年代にマンハイム大学のフリッツ・ストラックは、人が感情を意識していないくても、その行動により感情が左右されることを証明する実験をしています。

実験の参加者を二つのグループに分け、有名なコメディ漫画を読ませ、どれくらいおかしいと思うか、幸せな気分になるか採点をしてもらいました。

ただ、参加者への設定は風変わりで、片方のグループは上下の歯で鉛筆を加えて唇が鉛筆につかない「い~」という微笑んだ表情で実験を行い、もう片方のグループは、突き出した唇だけで「つーん」といった不満げな表情で鉛筆を加えるようにしてもらった。

実験の結果、歯だけの笑顔を作った参加者の方が、不満顔の参加者よりも漫画をおかしいと感じ、幸せな気分となった割合が明らかに高くなるということがわかりました。

 

また、姿勢もその感情に与える影響は大きいようです。

コロラド大学のトミー・ロバーツは、実験の参加者を2つのグループに分けて、片方は背筋を伸ばした姿勢で、もう片方は前かがみの姿勢で、それぞれ椅子に座って3分間過ごしてもらった。そのあとで全員に算数のテストを与え、自分の気分の採点を頼んだ。

すると、背筋を伸ばしていた参加者の方が、前かがみになっていたグループよりも、幸福度が高く、算数テストの成績も良いという結果になりました。

 

このような実験のほか、肩の力を抜き、いつもより腕を大きく振って、足取りを軽くする、またはカラフルな服を着て、プラスの感情がこもった言葉を出来るだけ多く使う等、あえて楽し気に振る前うことが幸福感を高めるという実験結果もあります。

 

楽しい出来事があれば笑う、悲しい出来事があれば泣く、それは自然なことではありますが、必ずしもいつも笑顔でいられるような出来事ばかりとは限らないのが人生です。

上記のようなテクニックを活用して前向きな感情を習慣として生活に取り入れることは大切ですよね。

 

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ただ、誤解が無いようにお話しすると、苦しい時に無理やり笑顔をつくって前向きな気分でいろというのは非常に人として不自然であり、逆に大きなストレスを受けてしまうということも記載させていただきます。

悲しい時には悲しいと素直に感じ、その気持ちを正しく受け止めることも、我々の心が成長するためには大切な過程の一つだということを忘れないようにしてください。そのうえで、前向きな気持ちになれる感情の切り替えテクニックとして心理学的手法を活用していきたいですね。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

今日はここまで(^^)/

また明日~。

 

継続日数:5日