こんにちは! 習慣化トレーナー田村です。
本日は、少々反省を踏まえつつ、夫婦仲を良くする習慣について、お話しします。
先日風邪を引き、別室で寝ていたところ、どうも台所が騒がしい。
なかなか寝付けないため、少々イライラして、台所に顔を出すと、妻が子供たちに大きな声で「どうして言うことを聞けないか」的なことをいっている。どうやら、夕食を作ろうとしたところ、子供たちが遊びたがって引き出しや冷蔵庫のドアを開けたり閉めたりして邪魔するので注意しているようだ。
普段であれば、妻に加勢し、子供たちを台所からリビングにおもちゃで誘引し、気をそらせるということもできたのですが、風邪で体調が悪いこともあり(という言い訳ですが)、「なんで最初から戸棚にチャイルドロックを付けないのか、だから子供が遊ぶ。工夫が足りないんじゃないか」と非難めいた言い方をしてしました。
本質はそこではない。。
その後の展開はご想像にお任せします(苦笑)
さて、パートナー間におけるプラスの言葉とマイナスの言葉の関係について、心理学者のジョン・ゴッドマンは興味深い調査を行ってます。
30年にわたってパートナーとの円満な関係について調査を行った結果、円満な関係を続けるためには、マイナスの言葉の5倍プラスの言葉が必要だということがわかっています。
その理由として、プラスの言葉を相手に投げても、さらに相手からプラスの言葉が返ってくるとは限りませんが、マイナスの言葉は違います。
マイナスの言葉を相手に投げると、その何倍ものマイナスの言葉が返ってくる。それだけ敵意や批判といったマイナスの言葉の持つ力は強力ということですね。
さて、このように山あり谷ありの夫婦仲ですが、関係性を改善するよい習慣はあるのでしょうか。
テキサス大学の心理学者リチャード・スラッチャーらは、カップル80組に対して、パートナーどちらかが参加してもらい、2つのグループに分けました。
第一のグループの参加者には、3日間に1日20分ほど、相手との関係について自分が考えたり感じたりしていることを書いてもらい、もう一つのグループには、同じ時間をかけてその日の出来事だけを書いてもらいました。
3か月後、研究者はカップルに連絡をとり、恋人同士の絆がまだ続いているかどうか調査をしたところ、第一グループに分けられた、「相手への気持ちを書きだす」ようにしたカップルはその関係性が長続きしていることがわかっています。
※第一グループは77%が関係を継続しているものの、第二グループは関係が継続しているカップルは52%であった。
また、両方のグループが書いた文書を分析すると、相手への気持ちを書き出した第一グループはプラスの言葉が第2グループよりもはるかに多かったこともわかっています。
確かに、出会った当初の相手への新鮮な想いは、新しい刺激がない限り、時間が経つに連れて色あせてしまうものですよね。さらに夫婦となると、どうしても安心感というか慣れが出てきてしまい、生活をしていくうえでそういった感情は二の次になりがちです。
定期的に、相手に対する自分の気持ちを振り返って、出会った当初のポジティブな気持ちや、日常生活の感謝している事柄を書き出すことは、相手との良好な関係を継続するうえで良い習慣となるのではないでしょうか。
・・・ただこれだけで我が家の危機が解消されるのかとても不安です!(笑)
というわけで明日もまた続きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また明日~。
継続日数:11日