こんにちは! 習慣化トレーナー田村です。
今週ご紹介してきた運の良い人の習慣もいよいよ最終回です。
皆様に何かしら感じられるものを提供できたら嬉しいですね。
習慣④不運を幸運に変える習慣
ここまで3回連続で運の良い人の習慣を書いてきましたが、運が良いとは何を指すのかがあまり明確ではありませんでした。
宝くじに当たることが運が良いのか? それとも健康に生きることが運が良いのか、はたまた仲間に恵まれることが運が良いことなのか。
幸運の定義は人それぞれではありますが、どんな幸運な人でも、人生は山あり谷ありで、苦しみや悲しみに襲われることも当然ありますよね。
リチャード・ワイズマン博士は、運の良い人は不運の中であっても、その出来事のプラス面をみるように意識しており、長期的な視点で判断していると分析しています。
例えば、次のシナリオを読んで、あなたはどのくらい運が良い、または運が悪いと思いますか?
「あなたは車を運転していて赤信号で止まったら、後ろの車にぶつけられた。車は大きくへこみ、あなたはむち打ち症になった」
なかなか運が良いとはいいづらい状況ですが、どのように感じたでしょうか?
運が良いと自認している方は、この状況を読んで、事故に遭った不運よりも、この程度で済んで良かった、と考える傾向が強いことが調査の結果わかっています。
確かに、後ろから突っ込んできたのがダンプならば、むち打ちだけでは済まなかったでしょう。そう考えるなら、確かに運が良かったともいえますよね。
ただ、そういった不運な出来事に直面した時、なかなか前向きに考えられないような、ショックな出来事もあります。
そのような場合は、無理に前向きに考えようとせず、まずは心を落ち着けて、時間をおきながら長期的視点でその出来事をとらえ直すことが大切です。
私の第1子は女の子でしたが、生まれて2ヶ月で亡くなってしまいました。血液の量が足りなくなり、輸血が間に合わずということなのですが、原因はよくわかっていません。
待望の第1子でしたので、妻は特にショックが大きかったようですが、亡くなった子の分も強く生きようと励まして、今では2人の子供を授かることができました。
亡くなった子の分も愛情を注いであげたいという気持ちで毎日接していますし、その出来事のお陰で、日々を大切に生きることを学べた気がしています。
その時点では不幸にしか思えないことも、長い目で見れば、自分のためになっていたということを感じているかたも多いのではないでしょうか。
目の前の出来事はどうしようもなくつらいかもしれませんが、不運の中においても、明日への希望を忘れないように生きられるなら、きっと、あなたの未来は輝きに満ちていると断言できます。
この道は、どこへつづいているのか。それは、伸びて行く植物の蔓に聞いたほうがよい。蔓は答えるだろう。
「私はなんにも知りません。しかし、伸びて行く方向に陽が当るようです。」
太宰治 作家
今日はここまで(^-^)/
また明日~。
継続日数 29日