こんにちは! 習慣化トレーナー田村です。
今日は、お客様を迎える準備の習慣についてお話しします。
皆さんは、とても大切な来客がある時、どんな準備をするでしょうか?
当然、粗相が無いように玄関を掃除し、不要な物を片付けて、花を飾る、美味しいお茶、菓子を用意する等、余念なく準備をしますよね。
では、この大切なお客様がいつ来るのか、読めない場合、あなたならどうしますか?
禅宗では、「開径待佳賓(みちをひらきてかひんをまつ)」という言葉があります。
山奥に住む家主が、大切なお客様を迎えるため、足元に難儀が無いよう、山道を整備し、枝を払って掃除をし、細やかに準備をするという意味です。
ただ、以前も書きましたが、禅においては、「来客がある」から準備をするのではなく、来客の有無は問わず準備を怠らないことは、自らの心の鍛練のため、修行として励む行為でもあります。
翻って、我々において考えた時、あなたにとっての「佳賓」とはなんでしょうか?
「待ち人来る」。お神籤を引いて、こんな言葉が書いてあるとなんだかうれしくなるものです。これは人に限らず、心躍る出来事、経験といったものとの出会いと表現しても良いかと思います。
ただ、せっかくその「佳賓」に出会えたにもかかわらず、何の準備もしていなければ、みすみす手元からするりと逃れていってしまうことにもなりかねません。
また、待ち人が全然こないと嘆く方もいるでしょうが、いざ来た時に、はたして何も準備をしていない人間がその機会を掴むことができるでしょうか。
「チャンスの女神には前髪しかない」という言葉がありますが、まだかまだかと嘆く前に、その「佳賓」と出会えた時に備えて、万全の準備を整えることを習慣にしてはいかがでしょうか。
もちろん、その準備の過程を楽しむことを忘れてはいけません。それは自分にとっても、とても大きな喜びと幸福につながる習慣となります。
おや? あえて再度お聞きしますが、あなたにとっての「佳賓」とはなんですか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日はここまで(^^)/
また明日~。
継続日数:15日