こんにちは! 習慣化トーレーナー田村です。
神奈川県では桜が咲いてきました。花やかな季節が到来しています。
本日は心を安定させる習慣について話をさせていただきます。
日本においては、戦後の高度成長期を経て先進国の仲間入りを果たし、50~70年前と比較してとても豊かな国となりました。
ただ、高度成長期の頃と違い、ここ30年ほどは経済成長は鈍化し、停滞感が漂うなかで、自分自身の生き方に悩むかたも増えてきているようです。
医療や周りの理解が進んだ面もあるでしょうが、うつや心身症等の精神的病から仕事を休混ざるを得ない事態や、薬を飲みながら歯を食い縛って生活をされている方も多くなってきているように感じます。
そんな日常のなかで、自分自身の心の安定が、日々の生活を送るうえで必須の技術としてより価値を持つ時代が来ているのではなあでしょうか。
以前から紹介しているポジティブな思考習慣も、その心の安定を得るための技術の一つではありますが、世界を自分がどう捉え、どのように解釈するかが、根本的な問題となります。
アメリカの心理セラピストであるアルバート·エリスは、世界の捉え方をABC理論というモデルから分かりやすく説明しています。
A(Activation event) = 出来事
B(Belief) = 信念
C(Consequence) = 結果
※ABCDE理論もありますが、別の機会にご紹介します。
人はある出来事が起きた際、出来事→結果と考え勝ちですが、実際は出来事を自分自身の信念、経験から解釈し、結果を判断していますので、出来事→信念→結果というモデルが成り立つという理論です。
例えば、電車のなかで優先席に座っていることを老人に注意されたとします。
①空いてるんだから問題ないだろう→頭の固い老人が何言ってる!
②確かに体の不自由な人の席だった→指摘してくれてありがたい。
これはどちらが正解かという話ではなく、同じ出来事でも感じる人の信念や心の状態により、そのアウトプットされる結果が異なることを意味します。
私のお勧めは、可能な限り自分の成長につながるような解釈することです。
自分にとって良い解釈の出来る出来事が続けば何の問題もありませんが、現実はなかなかそんなに上手くいきません。
自分の成長につながるという軸があれば、軸は他人ではなく、自分であることから、大抵のことはポジティブに解釈可能です。
とにかく、自分以外の誰かや、何かに解釈を依存することだけは止めましょう。
例えば、世間は不景気だ→だから自分の賃金も上がらない。といった思考からは発展的なものがなにも生まれません。
そして、どう考えても前向きに解釈できないことは、判断せずににそのままにしておくことが肝要です。判断がなければ出来事は出来事のままですから。
明日は、自分の心の安定を作る術をご紹介したいと思います!
今日はここまで(^-^)/
また明日~。
継続日数16日(2022年3月28日)